なぜ 自分は 原因を外に置かないのか
―― 過度の 原因自分論 という しんどい選択 ――
自分は、かなり極端な
原因自分論 だと思っている。
何かがうまくいかなかった時、
環境や他人のせいにする前に、
まず自分を疑う。
一見すると、
この考え方はしんどそうに見える。
でも実際は逆で、
他責の方がずっと苦しい。
環境を責めても、
人を責めても、
状況は何も変わらない。
出口がなく、
同じところをぐるぐる回るだけだ。
原因を自分に戻した瞬間、
自分で触れる範囲が見えてくる。
考える余地が生まれ、
次の一手が打てる。
だから結果として、
一番楽なのは 自責 だと思っている。
① 商売を始めて 22年目を超えた今 思うこと
自分で商売をやり始めて、
気づけば 22年目を超えた。
最初から
原因自分論 だったわけではない。
むしろ初期のころは、
他責志向もかなり強かったと思う。
環境が悪い
相手が分かっていない
運が悪かった
そうやって外に理由を置いた方が、
気持ちは楽だった。
② 自責から逃げるために 他責に走っていた
今思えば、
自責の感覚そのものは
最初から持っていた。
ただ、それが重すぎて、
真正面から受け止めきれなかった。
しんどさから逃げるために、
他責に走っていたのだと思う。
③ 商売は 逃げ場を消していく
商売を続けていると、
この逃げ道が少しずつ消えていく。
売れない
続かない
回らない
誰かのせいにしても、
一円も改善しない。
困るのは、
結局 自分だけだった。
だから自然と、
原因を自分に戻すようになった。
誰かに教えられたわけでもなく、
本で学んだわけでもない。
商売に本気で向き合う中で
勝手に身についた感覚だった。
④ 行動心理学 内的統制感
行動心理学では、
結果の原因をどこに置くかを
統制感 と呼ぶ。
結果は
自分の行動で変えられる
と考える人は
内的統制感 が強い。
内的統制感 が強い人は、
ストレスも大きい。
でも同時に、
学習速度と修正力が高い。
自分は、
この しんどい側 を選んでいる。
⑤ 孫子兵法 勝敗は 人に在り
孫子兵法には、
こういう考え方がある。
勝敗は 天に在らず
人に在り
勝つか負けるかは、
運や状況ではなく
準備と 判断 で決まる。
原因を外に置いた瞬間、
準備は止まる。
だから自分は、
負けた時ほど
自分を見る。
⑥ ランチェスター戦略 弱者の唯一の武器
弱者は、
市場も
競合も
天候も
条件も
選べない。
選べるのは、
自分の行動と 判断 だけ。
だから、
原因を自分に集約する思考は、
弱者にとっては 武器 になる。
楽な考え方ではないが、
再現性は高い。
⑦ 農家あるある な話に 距離を置く理由
だから自分は、
天気が
気候が
鹿が
そういう 農家あるある の話には、
建設的でない限り 極力参加しない。
もちろん、
影響があるのは分かっている。
でも、
そこで愚痴を重ねても
次の一手は一つも生まれない。
⑧ 鹿よりも 自分の方が あほだった
自分は、
こう考えるようにしている。
対策が甘かった。
鹿よりも 自分の方が あほだった。
言い方はきついが、
そう置いた方が
必ず考え始められる。
柵の高さは足りなかったのか。
設置場所が悪かったのか。
作物の選択が甘かったのか。
そもそも そこに植える判断が間違っていたのか。
原因を自分に戻した瞬間、
選択肢が生まれる。
⑨ 変えられるものだけを見る
天気は変えられない。
鹿の習性も変えられない。
でも、
自分の 判断 と 準備 だけは変えられる。
だから自分は、
建設的でない 他責の会話からは
一歩引く。
それは冷たさではない。
まとめ
原因を自分に置くか。
外に置くか。
それは価値観の問題だ。
ただ自分は、
前に進める方を選んでいる。
苦しいが、
考える余地が残る。
22年以上 商売を続けてきて、
最後に残った思考が
これだった。
自分は、そう思っている。

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