新規就農シリーズ|第4話

新規就農シリーズ第4話のアイキャッチ。柴犬のキャラクターが「認定」と書かれた大きな鍵を持ち、支援の門が開く様子を描いたイラスト。左側には申請書類の山と「5年限定」の砂時計、右側には行政担当者と農業機械が並ぶ農業支援のシーン。

認定新規就農者制度は、面倒でも取っておくべき“最強の鍵”です。認定は信用のためではなく、行政支援・補助金・営農計画サポートなど、農業を続けるための制度にアクセスする入口。しかも就農から5年間だけの限定制度。この記事では、認定を取るメリットと現場で感じたリアルをまとめます。

認定は、できるだけ取った方がいい。

面倒でもメリットが大きすぎる。

「認定って取らなくても農業できますよね?」

できます。
でも私はこう言います。

■ 理由が“面倒”だけなら、絶対に取った方がいい。

認定新規就農者制度は、
就農してから“5年間だけ”使える支援枠。

1年目で取れば5年フルで使えるけど、
4年目で取れば使えるのは残り1年だけ。

後から知って後悔する人が多い。

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■ ① 認定は“行政が味方になる入口”

新規就農は、行政・普及センターと
一緒に進める仕事 です。

行政は敵じゃない。
南丹市なんて特に、驚くほど丁寧で親身。

だからこそ言える。

■ 行政は、就農者の“味方”。

でも、行政は
「本気で続ける人」じゃないと動けない。

その“本気の証明”が認定。

認定があるだけで、

・農地の相談
・補助金の案内
・普及センターのサポート
・地域との橋渡し

こういう“支援の入口”が一気に開く。

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■ ② 書類は面倒。でも価値がデカい

認定の書類は正直めんどくさい。
書いても書いても返される。

でもこれは“ダメ出し”じゃない。

■ 行政が、正しい営農計画の“型”を教えてくれている。

これは独学では絶対に身につかない。

計画書の書き方を最初に習うことで、

・補助申請
・公庫審査
・投資計画
・売上の組み立て

全部が後で楽になる。

認定の最大の価値は
“書類を通す型が身に付くこと”。

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■ ③ 認定は“信用”ではない

金融や地域の信用とは無関係

よくある誤解:

「認定=信用が付く」

これは違う。

・金融機関は認定の有無を気にしない
・地域の人も認定を知らない人が多い
・人格的な信用とは一切別物

つまり、

■ 認定=信用ではない。

■ 認定=制度への“アクセス権”。

補助金・ハウス支援・行政相談。
この扉が開くのが認定の価値。

信用は人柄で積むもの。
認定は制度の鍵。
ここを混ぜるとズレる。

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■ ④ “後で取ればいい”は通用しない

認定は就農から5年間だけ

ここが一番大事。

認定新規就農者制度は、
農業を始めてから5年間だけ が対象。

例:

・1年目で認定 → 5年使える
・2年目で認定 → 4年使える
・4年目で認定 → 1年だけ

つまり、

■ 認定を遅く取るほど、メリットは減る。

■ 迷う理由が“面倒”ならすぐ取れ。

認定は「いつか取るもの」じゃない。
“取れるうちに取っておくもの”。

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■ ⑤ 行政は味方

遠慮せず・物おじせず・ガンガン行け

私の実感。

行政は、ほんまに味方です。

ただ、遠慮して来ない人には動きにくい。
だから私はこう言います。

■ 遠慮せず、物おじせず、ガンガン相談しに行け。

暇なん?
と思われるくらいでいい。

近況報告だけでも行けば、
行政は“あなたの状況”を把握できるから動きやすくなる。

認定があると、
このコミュニケーションの質が一気に上がる。

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■ 第4話まとめ

  • 認定は“面倒だから取らない”は最悪手
  • 認定は信用を上げるものではない
  • 認定=制度の扉を開く鍵
  • 行政は味方。本気なら全力で支えてくれる
  • 書類の返却は“正しい書き方のレッスン”
  • 認定は就農から5年間だけ
  • 遅く取るほどメリットが減る
  • 迷うくらいなら早く取るべき

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■ 次回予告:第5話

就農資金はそんなに簡単に出ないぞ。
公庫は“応援”ではなく“経営者チェック”です。

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